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乳腺科

乳腺科の特徴

神鋼記念病院では、急激に増加している乳がんを最重点疾患とのひとつとして、2005年4月に乳腺科を新設しました。 さらに、他科との連携を強化したチーム医療を推進させ、乳がんにおけるすべての治療を可能にするため、乳腺センターを2007年度に開設しました。 2011年度より、乳腺科直属に乳腺エコー室(女性技師)を創設、乳がんに特化することで検出能力の向上となり、微小な乳がんを検出できる体制をとっています。 そして2017年から乳がんを専門とする病理診断医が着任し、病理診断能力も向上、乳腺センターはより充実しました。
過去12年間(2005~2016年)で、本科での乳がん手術は2,687例の実績となり、兵庫県下のみならず、全国的にも手術件数が多い、 乳がん機関病院として認知されています。
過去5年間の乳癌手術症例数のグラフを提示します(グラフ1)。
過去5年間(2008~2012年)における乳がん手術症例の年齢分布

最近の雑誌の掲載では、『手術数でわかるいい病院2017(週刊朝日MOOK)』、『病院の実力 2017総合編(読売新聞社)』、 『乳がんと診断されました(週刊朝日MOOK)』 、『乳がんといわれたら-乳がんの最適治療(日経ヘルス 2014~2015)』にて、本科が紹介されています。 また、テレビ番組「おはよう朝日です」に本院乳腺科が取り上げられ2013年から放映されました(2013年10月8日、2014年10月14日、2015年10月22日)。
さらに、新聞では、乳がんの手術、特に乳房再建に関して読売新聞(2014年9月7日、2016年11月06日)や 神戸新聞(2016年11月19日) にも掲載されました。近年では、医療機関向けの新聞である 日本医事新報(2017年9月20日版) にも掲載されました。

乳がんは、今や日本人女性の11名に1名が生涯のうちに罹患する身近な病気になっています。2016年の乳がん発症数は約90,000人、死亡数は約14,000人と推定され、 60歳以下の女性でのがん死亡は、乳がんが最も高い割合となります(グラフ2 )。乳がんは日本人女性のがんで最も罹患率の高いがんですが、 欧米ではさらに罹患率が高く8名に1名の罹患となっています。日本においても、これから、ますます増加の一途をたどる事が予測されています。

年齢部位別がん死亡割合(2014年全国・女性40歳以上)

近年、乳がん治療は、乳腺科単独では限界があり、他科との連携した『チーム医療』としての総合力が重要視されています。 当院においても総合病院の利点を生かし、主として、形成外科、腫瘍内科、放射線診断科、放射線治療科、病理診断センターと緊密に連携し、 乳腺センターを2007年より開設し、より正確な診療、より高度な治療を目指しています。
特に形成外科との連携で、乳房の一次的再建(乳がん手術と同時に再建する方法)が数多く行われております。兵庫県下、大阪府下をはじめとした近畿地方のみならず、 四国方面からの乳がん専門病院、大学病院、がんセンターからも患者さんの紹介を受け、当院にて手術を行っています。
また、麻酔科、循環器内科、呼吸器内科、脳神経外科、糖尿病代謝内科、膠原病リウマチセンター等との院内連携も緊密で、 リスクのある患者さんを受け入れ、より安全な手術ができる体制をとっています。

グラフ3ならびにグラフ4は当院で施行された「過去12年間の乳がん患者さんの年齢分布」、「2016年の乳がん手術患者さんの年齢分布」を示します。 日本人の乳がんの発生は、以前に比べて、50代、60代の閉経後の患者さんが増加しています。 閉経後の肥満は乳がん発生率を上昇させることが知られており、 国民健康栄養調査にて、近年50代、60代の肥満傾向が顕著であることが明らかとなっています。 わが国での閉経後肥満の増加が、閉経後乳がんの発生率を高めている原因の一つと考えられています。

乳がん検診受診率(40歳以上女性)の推移

乳がんは手術、抗がん剤治療、ホルモン治療、放射線治療を含む適切な治療により、長期生存が期待できる疾患です。 乳がん治療は日進月歩でめまぐるしく進化しています。我々は『日本乳癌学会ガイドライン』に準拠した標準治療を原則とする一方、 世界の代表的な乳癌学会(St. Gallen (ヨーロッパ)、SABCS(アメリカ)、ASCO(アメリカ))で発表された先駆的な診断・治療法をいち早く取り入れ、 最新情報を用いた診療も重要視しています。 しかし、40代の方と90代の方では治療法は変わってきます。ガイドラインによる治療を原則に、 患者さん個々の年齢、体力、社会的背景等々を検討し、話し合いで治療法を決めて行く必要があります。
近年、乳がんの『個別化治療』が重要視されており、遺伝子変異を背景とした乳がん個々の性格を把握し、 効果のある治療を選択し、副作用の割に効果が乏しい治療は避けることが重要です。 乳がん治療は手術治療における個別化、 薬物治療における個別化が実践され、以前のような皆が同じである既製服から個々のオーダーメードの服をつくる方向に進んでいます。

代表的な疾患 - 乳がん

早期発見のための自己検診、定期検診

早期発見のために定期検診、自己検診
欧米医療先進国での乳がんの死亡率が低下傾向であるのに、日本の乳がん死亡率は上昇傾向を依然たどっています。そのひとつの理由は、 日本人女性の検診率の低さが考えられます(欧米70~80%、日本20%~30%)。 特に兵庫県の検診率の低さ(40歳以上 2010年)は、全国で下から2番目でした(グラフ5)。 乳がんは効果的な予防法がないため、定期検診、自己検診の重要性が提唱されています。
乳がん検診受診率(40歳以上女性)の推移
当院健診センター(神鋼記念病院健診センター、新神戸ドック健診クリニック)において、本格的な乳がん検診が2006年2月より開始されました。 乳がん検診での有所見者は、当科に紹介されるシステムを取っています。早期発見のために、定期的な乳がん検診を受けられることをおすすめします。
また、乳房のしこりとして、自分で発見できる場合も多く、早期発見のために、月1回の自己検診の習慣をつけることをお勧めします。 自己検診の方法は次のホームページをご参照ください。『乳がん.JP』
当科では、外来がかなり混雑しており、長い待ち時間が発生しています。乳房のしこり、乳頭からの血性分泌等の乳がんを疑わせる自覚症状がある方、 他院からの紹介患者さんは、直接乳腺科で診察させていただいております。症状のない方、乳房違和感、 痛み等の乳腺症を疑う患者さんは当院関連の健診センターでの検診にて対応をさせていただいております。

検査

乳腺エコー室
2012年4月より乳腺に特化した乳腺エコー室を独立化させ、専任の女性検査技師を配属、最新式の乳腺エコー機材を導入し、診断能力を上げています。 乳腺科には、他施設にて診断困難な方も多く紹介され、乳腺エコー室の高い診断能力が必須となっています。 当院での乳腺超音波(エコー)の年間件数も、2016年は4,800件にもなっています(グラフ6)。

過去10年間の乳腺エコー件数

ステレオガイド下マンモトーム生検
2012年9月より腹臥位式(うつぶせ状態)ステレオガイド下マンモトーム生検機材(図1)を導入し、しこりを形成しない石灰のみの病巣 (早期乳がんが多く、乳房超音波検査では判りにくい)の診断に力を発揮しています。当院のマンモトーム生検機材はうつ伏せ式で、座位(すわる)式と異なり、 被験者の体位が安定するとともに、被験者が針の刺入部位を見ることがないため、ストレスがかなり減弱できる最新式の機材です(図1)。 他施設からも、本機材を利用していただき地域の早期乳がんの診断に貢献したいと考えています。

インプラント

手術

乳輪乳頭を残す乳房温存術、そして形成外科と連携した再建を伴う手術
乳房は美容的配慮が必要な部位であり、治療成績を下げない(局所再発が多くならない)ことを大前提に、腫瘍と周囲約1~2cm程度の正常乳腺とを合併切除し、 乳輪乳頭を残す、乳房温存術へと手術方法が変わってきました。腫瘍径が大きく、乳房温存を強く希望される患者さんには術前抗がん剤治療や術前ホルモン治療 (手術前に抗がん剤やホルモン剤を投与)を行い、腫瘍を縮小させ温存の可能性を高めています。
グラフ7は当院乳腺センターにおける手術術式の変化です。前述の術前抗剤治療、術前ホルモン療法により、乳房温存率の上昇を目指す努力がなされますが、 近年、無理な温存術に対して注意が必要です。無理な温存は、陥没、変形、乳輪乳頭の位置変異が大きく美容が悪いばかりでなく、局所再発率を増加させるからです。
近年では温存率の割合が、世界的に(日本も含めて)低くなってきており、理由として、乳房切除術(乳腺を全て切除する方法)と同時に乳房再建を行うことが増加しているからです。 当院乳腺センターでは、陥没が大きいと想定される場合は、積極的に乳房再建術(形成外科との連携で、乳房を新たに作る)をご紹介しています。
2011年度あたりから再建の重要性が浸透してきており、近隣乳腺専門病院からの紹介が著増しています。 当院は乳房再建の基盤学会である日本乳房オンコプラステイックサージャリー学会にてインプラント(図2)による再建(保険適用あり)可能な施設として認定されており、 また高度な技術が必要な自家組織での再建が可能な限られた施設です。乳房再建予定の全ての患者さん対象に、 乳腺科と形成外科の医師による術前カンファレンス(手術前の話し合い)が行われ、手術方法の最終決定が行われます。 ここで、切除(乳腺科)と再建(形成外科)による完全分担制で、手術を行うことが重要と考えています。 理由は比較的簡単な人工物(シリコン)を利用した再建であっても、乳腺科が施行するよりも形成外科に依頼した方が明らかに出来栄えは良好だからです。

乳切術と乳房温存術の割合

乳切術と乳房温存術の割合

センチネルリンパ節(みはりリンパ節)生検

以前は、腋窩リンパ節郭清(腋のリンパ節を根こそぎ切除する方法)を全ての患者さんに行ってきました。 しかし、半数以上の方は転移がなく、郭清の必要がありません。転移がない場合は、いわゆる"取られ損"で、 さらに、上肢のリンパ浮腫、知覚神経障害を引き起こす可能性が少なからずあります。 近年、専門病院において、不必要なリンパ節切除を避けるために、センチネルリンパ節生検法により郭清(根こそぎ切除)の必要性が決定されており、 センチネルリンパ節生検法が2010年4月より保険適用になりました。
がんが一番早く転移するリンパ節をセンチネルリンパ節と呼び、 手術中に、このリンパ節を見つけ出し、病理検査(顕微鏡を用いた検査)あるいは後述のOSNA法にて、転移がない場合は郭清(根こそぎ切除)を省略する方法です。 当院でも、このセンチネルリンパ節生検をいち早く取り入れています。2016年のセンチネルリンパ節生検法の割合を示します(グラフ8)。

乳切術と乳房温存術の割合

さて、センチネルリンパ節を探す方法ですが、以前は色素を乳輪下に注入する色素法を採用してきました。 色素法の場合、腋を2cm程度切開し、青く染まった糸状のリンパ管を探し、それをたどり、センチネルリンパ節を探し出します。 しかし、脂肪の多い方では、この青い糸状のリンパ管、青く染まったリンパ節見つけるのに、困難な場合があります(硬貨を砂山から探す場合、 大きな砂山から探すことは、小さな砂山から探すことより難しいことを想像してください)。 また、探す方向の指標がないために、何カ所もの方向に、腋(わき)の脂肪組織を切断してしまいます。 細かな脈管(神経、リンパ管、血管)が寸断され、低侵襲性であるべきセンチネルリンパ節生検法の本来の目的が損なわれます。

そこで、2006年度より、ICG蛍光法といった最先端の方法を併用することで、センチネルリンパ節を探すことが容易となり、 より確実に、最短距離でセンチネルリンパ節を見つけることが可能になりました。 この方法の併用により、より浸襲の低い(身体にやさしい)センチネルリンパ節生検を施行することが可能になります(図3)。

乳切術と乳房温存術の割合

OSNA (One Step Nucleic acid Amplification) 法

前述の手術中に採取されたリンパ節は、転移した癌細胞の有無を遺伝子の増幅を用いて調べる最新の検査方法(OSNA法)です。

乳がん検診受診率(40歳以上女性)の推移

チーム医療

乳がん治療のすべてが可能な病院として
乳がんを最重点疾患のひとつと位置づけている神鋼記念病院は総合病院の利点を生かし、病院一丸となり、乳がん診療を行っています。 乳がん診療は、単科(乳腺科)のみでなく、チーム医療が必要です。本院では、各科専門医のバックアップ体制によりチーム医療が行われています。

チーム医療の重要性

放射線診断・治療設備の充実

乳房MRI検査(乳房温存の可否を予測、術前抗がん剤治療法により腫瘍サイズの変化の評価など)、 CT(術前、術後の転移巣の診断など)、 RI(骨シンチグラフィー:骨転移の有無の評価)は、 乳がん診療に必須の設備です。特に乳房MRIでは、第一人者である当院所属の2名の画像診断医師と連携をとり、 精度の高い診断が可能となっています。
本院では、約50-60%の乳房温存術が施行されており、局所再発(部分的に乳腺を切除しているため、残った乳腺からの再発)を 制御するための放射線治療は、原則的に必須であります。本院は放射線治療設備を有し、放射線治療専門医による治療が行われています。
また、転移巣(主として骨、脳転移巣)への照射によるQOL(生活の質)の改善にも、放射線治療が有効であります。 乳がん治療において、放射線治療設備は必須であると考えられています。

形成外科との連携

前述の「手術」の項の記載のように、本院での乳がん手術治療の特色のひとつに乳房再建を多く経験していることがあげられます(グラフ7)。 乳腺を全切除した場合も、形成外科との連携で、同時に乳房の再建を行うことが可能です(自家組織:お腹や背中の筋肉、脂肪を用いる方法、人工物:シリコンを用いる方法)。
乳腺センターは日本乳房オンコプラステイックサージャリー学会にて人工物(シリコン)を用いての再建を認可されている施設です。 日本人の乳房の形状に合うとされているアナトミカルタイプ(図2)のシリコンインプラントも2014年1月より保険適用になり、同時再建術希望の患者さんが増加すると考えられます。 当院乳腺科、形成外科は、乳房再建の基盤学会である日本乳房オンコプラスティク学会総会にて、2016年、2017年でシンポジウム、教育講演を担当しました。 これらの理由にて、手術依頼が著増していると考えています。

腫瘍内科との連携

進行乳がんの患者さん、がんは大きいが乳房温存を強く希望される患者さん、あるいはがんの性格により抗がん剤の使用が強く推奨される患者さんには、 手術前に抗がん剤治療を施行する場合が多くなっています(術前化学療法)。術前化学療法により腫瘍が、どう変化したかの情報も重要で、その後の治療に活かせます。
また、リンパ節転移があった患者さんには抗がん剤、ホルモン治療を推奨することとなります。当院では抗がん剤専門医である腫瘍内科と連携し、 患者さん個々に対して最も適切と考えられる薬の治療を選択しています。 この際、乳癌診療ガイドライン(日本乳癌学会編)に準拠した治療方針に加え、 患者さん個々の背景を十分に考慮した治療法を選択することが必要です。 特に、乳がんでは薬物の『個別化治療』が行われ、がん組織の性格に合わせてグループに分けられ、効果が期待できる治療が遂行されます。 ときには、ガイドラインにまだ記載されない(数年後には記載されるであろう)、世界の先端治療を臨床試験として提案する場合もあります。 なお、当院では日本臨床腫瘍学会暫定指導医、日本癌治療認定医機構暫定教育医が在籍しています。 乳がん関連遺伝子解析により、抗がん剤等の治療法の決定も可能です。米国では、Oncotype DX(乳がんにおける21の遺伝子の発現レベルを測定し、 再発転移抑制に関する抗がん剤の効果推測する)を用いて、抗がん剤の有無が決定されています。 抗がん剤を使用するか、しないかを迷う場合も多く、 この遺伝子による判定結果は、非常に有意義な情報を提供してくれます。当院においても、治療法決定のための、遺伝子レベルでの解析が可能です (私費、手術で採取されたがんの組織検体を米国に送るため約1カ月必要。)

リンパ浮腫ケア外来

リンパ浮腫とは、リンパ管系の損傷や閉塞によりリンパ液の流れが障害されために起こるむくみのことです。腋窩リンパ節郭清(腋のリンパ節を根こそぎ切除する方法)や 腋の放射線治療によって起こることがあります。
がん治療を受けた全ての患者さんに生じるわけではありませんが、発症すると治りにくいという特徴があります。軽症ならば、自己管理をしながら普段通りの生活を送ることができますが、 重症化すると生活に支障をきたすことがあります。そのため、早期に見つけ出し治療を開始し、悪化を防ぐことが重要です。
リンパ浮腫ケア外来では、医師の指示のもとに、圧迫治療、用手的リンパドレナージ、スキンケア指導、運動療法、栄養指導、患者さんの心のケア、日常生活の過ごし方のポイントなど、 乳がん看護認定看護師(リンパ浮腫技能者養成講座修了)が行っています。

乳がん相談

当院に乳がん患者さんが集中していることもあり、個々、細部には、医師が十分な時間をかけて説明できない場合があります。 当院では「がん専門看護師」、「乳がん看護認定看護師」が在籍しており、患者さんに寄り添い、質問やお悩みを傾聴し、的確と考えられる方針を、時には医師と相談し提案しています。

遺伝カウンセリング

乳がんの5~10%は遺伝性と考えられています。2013年に遺伝性乳がん検査が陽性になった米国女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが発症予防の手術を受けられた事にて、 本邦でも広く知られるようになりました。当院も2017年8月より認定遺伝カウンセラーにより遺伝カウンセリングを開始しました。 BRCA-1, BRCA-2といった遺伝子に病的変異がある場合は、50~80%で乳がんを発症、10~30%で卵巣がんを発症すると可能性があります。
遺伝情報は個人の重要な情報なので、検査(血液検査)をすることの長所と短所を十分に理解する事が必要です。さらに、BRCA-1, BRCA-2の病的変異がある場合にのみ、 効果が期待できる薬剤が近々認可されると思われます。この治療の可能性も含めて、遺伝カウンセリングは、がん治療に重要な位置づけになると考えています。

妊孕性温存(将来子供を授かる可能性を残す)

最近の日本人乳がんは閉経後の発症が増加傾向ですが、若年者の方の割合も高いです。 化学療法による閉経へと誘導や、あるいはホルモン治療中は妊娠ができず年齢が経過するなどの制約があります。これは非常に重要な問題で、 患者さんの転移、再発リスクの極端な増大が無い事を基本にして計画していく必要があります。卵子・杯(受精卵)の凍結を含めた治療を生殖医療専門病院と連携して行います。

医科歯科連携

口腔内ケア(清浄に保つこと)は、手術時の合併症の低減、化学療法、分子標的薬剤使用時の口腔内副作用(ほとんどが口内炎)の予防が期待できます。 神戸市歯科医師会を通じて歯科クリニックとの連携(2017年10月で約353施設)が可能となりました。

患者会(神鋼リボンの会)

患者会(神鋼リボンの会)を設立し、2012年10月に第1回の会合を開きました。精神的ケアをはじめ、前向きに戦い、新たな情報を共有し、 相互親睦を楽しむ事を目的としています。年2回の会合を予定しています。毎回、多くの患者さんが集まられています。
患者会では著名な講師の先生に講演を依頼したり、乳腺センター医師、看護師等による講演、患者さん同士の茶話会を企画しています。 2017年10月に第11回患者会を行いました。話題は「遺伝と乳癌です。
また、現在、木曜日の外来待ち時間が長い事もあり、4階病棟にて、「おしゃべりルーム」をひらいています。 患者会スタッフの方たちにより、企画していただいています。

セカンドオピニオン

本科には全国から多くの患者さんがセカンドオピニオン外来に来られています。 本科の方針も、他施設へのセカンドオピニオン希望の方は、より多くの乳がん専門医の意見を聞く事を推奨し、歓迎しています。

臨床試験の参加

神鋼記念病院乳腺科では、民間病院であるにもかかわらず、乳がん患者数が多い事を背景に、大学病院、がんセンターと同等レベルの臨床試験施設に選ばれています。 日本では認可されていない薬剤や新たな使用方法での治療を行える可能性があります。本科は患者さんが集中している科であり、 将来の新たな診断、治療の創出の責務もあります。新しい乳がん検査方法として、造影マンモグラフィとトモシンセシス(富士フィルム)、 マイクロ波における3Dイメージング(神戸大学理学、Integral Geometry Science)の研究に参加しています。

他施設との連携

本乳腺センターでは、院外クリニック(橋本クリニック(東灘区)、であい乳腺消化器医院(北区)、小柴クリニック(中央区)、 高村クリニック(灘区)、ふくはら乳腺クリニック(垂水区)、まさい乳腺クリニック(芦屋市)、さきたクリニック(西宮市)や、 病院(神戸市立医療センター中央市民病院、西市民病院、兵庫県立尼崎総合医療センター)との連携を密に行っています。兵庫県での乳がん地域医療の向上を推進していきます。

京都大学乳腺外科学講座の関連施設として

当院乳腺科は京都大学医学部外科学教室の重要関連施設です。2007年2月より、京都大学に乳腺外科が新設され、日本の乳がん診療・研究を牽引しています。 本科も、京都大学医学部乳腺外科学講座に協力し、斬新な診断、治療法の開発を行っていきます。

所属医師のご紹介

山神 和彦 部長 兼 乳腺センター長
福井大学 平成元年卒業
京都大学大学院 平成11年卒業
京都大学医学部乳腺外科非常勤講師
取得資格(専門医・認定医等)
  • 日本乳癌学会認定医・専門医
  • 日本乳癌学会評議員
  • 日本外科学会認定医・専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会認定医・指導医
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構読影認定医
  • 日本臨床腫瘍学会暫定指導医
  • 日本癌治療認定医機構暫定教育医
  • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
     乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師
所属学会
  • 日本乳癌学会
  • 日本外科学会
  • 日本消化器外科学会
  • 日本臨床外科学会
  • 日本臨床腫瘍学会
  • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
松本 元 医長 兼 乳腺センター副センター長
愛媛大学 平成7年卒業
愛媛大学大学院 平成19年卒業
取得資格(専門医・認定医等)
  • 日本乳癌学会認定医・専門医
  • 日本外科学会認定医・専門医
  • 日本消化器外科学会専門医・指導医
  • 消化器がん外科治療認定医
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構読影認定医
  • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
     乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師
所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本消化器外科学会
  • 日本乳癌学会
  • 日本臨床外科学会
  • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
矢田 善弘 医長
京都府立医科大学 平成元年卒業
取得資格(専門医・認定医等)
  • 日本外科学会認定医・専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会認定医・専門医・指導医
  • がん治療認定医
  • 消化器がん外科治療認定医
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構読影認定医
所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本消化器外科学会
  • 日本乳癌学会
  • 日本臨床外科学会
  • 日本内視鏡外科学会
  • 日本胃癌学会
  • 日本リハビリテーション医学
  • 日本ヘルニア学会
結縁 幸子 医長 (検診2次精査・画像診断・マンモトーム生検担当)
京都府立医科大学 平成9年卒業
京都府立医科大学大学院 平成15年卒業
取得資格(専門医・認定医等)
  • 日本医学放射線学会放射線診断専門医
  • 日本乳癌学会乳腺専門医
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構読影認定医(A)
  • 医学博士
所属学会
  • 日本医学放射線学会
  • 日本乳癌学会
  • 日本乳癌検診学会
  • 日本磁気共鳴医学会
  • 日本乳腺甲状腺超音波医学会
  • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
矢内 勢司 医長
関西医科大学 平成13年卒業
関西医科大学大学院 平成23年卒業
取得資格(専門医・認定医等)
  • 日本外科学会専門医
  • 日本乳癌学会認定医
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構読影認定医
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構超音波認定医
  • 日本消化器外科学会専門医
所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本乳癌学会
  • 日本消化器外科学会
  • 日本臨床外科学会
大久保 ゆうこ 専攻医
福井大学 平成28年卒業
取得資格(専門医・認定医等)
  •   
所属学会
  •   
大段 仁奈 専攻医
香川大学 平成28年卒業
取得資格(専門医・認定医等)
  •   
所属学会
  •   
橋本 隆 非常勤医師
兵庫医科大学 昭和57年卒業
取得資格(専門医・認定医等)
  • 日本乳癌学会認定医及び専門医
  • 日本外科学会専門医及び指導医
  • 日本消化器外科学会認定医
  • 日本内視鏡外科学会技術認定医(一般・消化器領域)
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構読影認定医
所属学会
  • 日本乳癌学会
  • 日本外科学会
  • 日本臨床外科学会
  • 日本消化器外科学会
  • 日本内視鏡外科学会
  • 日本腹部救急医学会
  • 日本胃癌学会
一ノ瀬 庸 非常勤医師
自治医科大学 昭和55年卒業
京都大学大学院 平成7年卒業
取得資格(専門医・認定医等)
  • 日本乳癌学会認定医及び専門医
  • 日本外科学会認定医・専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会認定医
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構読影認定医
所属学会
  • 日本乳癌学会
  • 日本外科学会
  • 日本消化器外科学会
出合 輝行 非常勤医師
神戸大学 平成3年卒業
神戸大学大学院 平成11年卒業
取得資格(専門医・認定医等)
  • 日本乳癌学会認定医
  • 日本外科学会専門医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器外科学会認定医
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構読影認定医
  • 日本乳腺甲状腺超音波診断会議乳房超音波認定医
  • ジオン認定医
所属学会
  • 日本乳癌学会
  • 日本外科学会
  • 日本消化器病学会
  • 日本消化器外科学会
  • 日本内視鏡外科学会
  • 日本大腸肛門病学会
  • 日本臨床外科学会

学会認定施設

  • 日本乳腺学会認定施設

診療実績

乳腺科の症例実績については、下記のPDFファイルをご覧ください。

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