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呼吸器内科

呼吸器内科の特徴

2008年4月に呼吸器センターを開設し、呼吸器科、呼吸器外科、放射線科が一体となって、チーム医療、EBM(根拠に基づいた医療)に則った治療を行い、病診連携を中心とすることを科の基本方針としております。

特に重点を置いている肺癌の診断と治療については、初診時より1週間以内に診断と病期決定を行い、切除可能症例については、1カ月以内に、切除し退院できることを目標にしています。

代表的な疾患

肺癌
肺癌は癌死亡原因の1位を占めておりますが、新薬の登場とともに治療成績は徐々に向上してきております。 迅速に診断し、適切な治療を行えるよう呼吸器科、呼吸器外科、放射線センター、病理部、薬剤部と連携し診療に取り組んでいます。
治療には手術療法、放射線療法、化学療法がありますが、癌の進行度や患者さんの状態を考慮してこれらの治療のいずれか、あるいはいくつかを組み合わせて治療していきます。 抗癌剤治療が必要な方で外来での投与が可能な方には腫瘍内科と連携し、できる限り安全に外来治療を行うようにしています。

COPD(肺気腫)
ほとんどが喫煙歴のある方に発症する病気です。タバコの煙が原因で肺の組織が壊れるために咳、痰、坂道や階段を上ると息苦しいといった症状が出ます。病気が進んでくると普段でも酸素吸入が必要な状態になる可能性があります。治療は「禁煙」、「吸入療法」、「運動療法」です。タバコがやめられない方には禁煙外来で禁煙指導も行っております。
平成26年度よりCOPD外来リハビリテーションを行っています。リハビリテーションにより息切れの改善、運動持久力の向上、活動量の向上が期待できます。息切れが強い、活動量が少ないCOPD患者さんの予後は悪い傾向にあり、リハビリテーションで身体を鍛え、息切れを改善させ、活動量を上げることは非常に大事です。リハビリテーションは予後を改善させるという研究データもあり、適応のある患者さんにはリハビリテーションを積極的にお勧めしております。

喘息
喘息の患者さんは近年増加してきており、成人の10人に一人は喘息であるとも言われています。咳が長く続く、息苦しい、胸がゼーゼーするといった症状があるようでしたらご相談ください。当センターでは吸入療法を中心とした標準的な治療を行います。
また、2016年度より重症の喘息患者さんを対象とした新しい治療法、「気管支サーモプラスティ」を導入しております。(毎週金曜日にせき・喘息専門外来を設けております。)

吸入指導について

吸入薬は喘息治療を行う上で最も重要なお薬になります。吸入薬を上手に使用できないと治療の効果が落ちますので、院内はもちろん院外の薬局に協力いただき、医師と薬剤師で連携が取れるよう「連絡シート」を用いて薬剤師による吸入指導行ってもらっております。

医療機関の皆さまへ

吸入手技がうまくできていないがために喘息が改善しない患者さんにしばしば遭遇することから、吸入指導の重要性を痛切に感じてきました。吸入薬は内服薬と異なり手技がやや煩雑であることから吸入治療を行う上で吸入指導は欠かせません。
当院では近隣の薬剤師の先生方と定期的な勉強会を行い、吸入指導体制を構築してきました。現在下記のような連絡シートを使用して吸入指導を行っています。お陰様で患者さんの吸入手技に不安を感じることが少なくなってきています。この連絡シートに記入する項目は医師、薬剤師ともに負担にならないよう必要最低限の内容にしておりますので、非専門医の先生方にとっても使いやすいものになっているかと思います。
私たちは少しでも多くの喘息患者さんのQOL向上を願っており、吸入指導をしっかりしていただける施設が増えていけばと思っております。他施設の先生方にも使用していただけるよう連絡シートを下に添付しておりますのでご自由にお使いいただければ幸いです。

連絡シートを使用した吸入指導の流れ

■ 医療機関で行うこと
  • 医療機関と連絡先、医師名を記入する
  • 吸入指導をしてほしい薬剤にチェックをつける
  • 患者さんに連絡シートを薬局に持って行っていただく(吸入指導を薬局で行ってもらう旨を患者さんにお伝えください)。
■ 薬局で行うこと
  • 連絡シートを患者さんから受け取る
  • 薬局で吸入指導の同意を取り、患者さんの署名をいただく。
  • 吸入指導を行う
  • 吸入指導評価、薬剤師より医師への連絡事項を記入
  • 医療機関へFAXする(あるいは次回診察時に患者さんに医療機関に持参してもらう)

慢性の咳
何週間、何ヶ月も咳が続く場合、肺結核や肺癌だけでなく、咳だけの喘息(咳喘息)や、逆流性食道炎、副鼻腔気管支症候群など原因は多岐にわたります。咳でお困りでしたら一度当科に受診ください。

肺炎
呼吸器疾患の中で私たちが診ることの多い疾患のひとつです。
肺炎を起こす菌種は数多く、それぞれの菌に適した抗生物質を投与する必要があります。
病歴、痰の検査、画像などを参考にして適切な治療を行ってまいります。

間質性肺炎
何らかの原因(リウマチなどの膠原病や薬剤など)で肺に炎症が起きる疾患ですが、原因が分からないケースもあります。
症状としては咳や呼吸困難などを伴います。 CT検査や気管支ファイバー検査などを行い、しっかり診断をつけて治療を行っていきます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)
週3回終夜睡眠ポリソムノグラフ(PSG)を行っています。いびきをかきやすく、夜息がとまると言われた方、昼間の眠気が強い方に、1泊2日の入院で睡眠時無呼吸症候群の診断を行っております。

在宅酸素療法の指導
当科では現在約50名の方が在宅酸素療法を受けておられます。
肺気腫、肺結核後遺症などで酸素療法が必要な患者さんには数日間入院していただき、在宅酸素療法を導入いたします。

アスベスト検診
当科では、アスベスト曝露を心配されている患者さんに『アスベスト検診』を随時行っています。健診センターと連携した企業の石綿健診も行っています。 アスベストによる病変は中皮腫のような悪性のものだけではございません。
当科ではアスベストに関連する職業歴を詳しくうかがって、胸部レントゲンでアスベストによる病変がないかチェックし説明いたします。必要であれば、胸部CT、胸腔ファイバースコープの検査を行います。
中皮腫の治療は進行度合いにより手術療法、放射線療法、化学療法を組み合わせて治療してまいります。

禁煙外来
ニコチン依存度や喫煙年数などであてはまる方には、保険診療として禁煙外来を行っています。
バレニクリンを使用した禁煙成功率は77.5%でした。

所属医師のご紹介

鈴木 雄二郎 副院長(呼吸器センター長)
京都大学 昭和57年卒業
取得資格
  • 日本内科学会認定内科医・指導医
  • 日本内科学会近畿支部会評議員
  • 日本呼吸器学会専門医・指導医
  • 日本呼吸器内視鏡学会指導医・気管支鏡専門医
  • 日本結核病学会代議員
  • 日本医師会認定産業医
所属学会
  • 日本内科学会
  • 日本呼吸器学会
  • 日本呼吸器内視鏡学会
  • 日本結核病学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本感染症学会
  • 日本肺癌学会
  • 日本臨床腫瘍学会
松岡 弘典 科長
高知医科大学 平成11年卒業
取得資格
  • 日本内科学会認内科定医・指導医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本呼吸器学会専門医・指導医
  • 日本アレルギー学会専門医
  • Case Reports in Pulmonology(Editorial board member)
  • 京都大学医学博士
所属学会
  • 日本内科学会
  • 日本呼吸器学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本睡眠学会
  • 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
吉松 昭和 救急センター長 (総合内科 科長)
山口大学 平成6年卒業
取得資格
  •   
所属学会
  • 日本内科学会
  • 日本呼吸器学会
  • 日本呼吸器内視鏡学会
  • 日本肺癌学会
  • 日本臨床腫瘍学会
岡田 信彦 医長
東海大学 平成19年卒業
取得資格
  • 日本内科学会認定内科医・指導医
  • 日本呼吸器学会専門医
所属学会
  • 日本内科学会
  • 日本呼吸器学会
  • 日本呼吸器内視鏡学会
  • 日本アレルギー学会
  • 日本リウマチ学会
門田 和也 医師
神戸大学 平成20年卒業
取得資格
  • 日本内科学会認定内科医・指導医
  • 日本呼吸器学会専門医
所属学会
  • 日本内科学会
  • 日本呼吸器学会
  • 日本気管支内視鏡学会
玉井 浩二 医師
愛媛大学 平成21年卒業
取得資格
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本呼吸器学会専門医
所属学会
  • 日本内科学会
  • 日本呼吸器学会
  • 日本呼吸器内視鏡学会
  • 日本感染症学会
  • 日本肺癌学会
井上 明香 専修医
兵庫医科大学 平成24年卒業
取得資格
  •   
所属学会
  • 日本内科学会
  • 日本呼吸器学会
久米 佐知枝 専修医
神戸大学 平成25年卒業
取得資格
  •   
所属学会
  •   
髙田 尚哉 専修医
香川大学 平成26年卒業
取得資格
  •   
所属学会
  •   
田中 悠也 専修医
琉球大学 平成26年卒業
取得資格
  •   
所属学会
  •   
狛 泰子 非常勤医師
神戸大学 平成19年卒業
取得資格
  • 神戸大学医学博士
  • 日本内科学会認定医
  • 日本呼吸器学会専門医
  • 結核・抗酸菌症認定医
  • 日本医師会認定産業医
所属学会
  • 日本内科学会
  • 日本呼吸器学会
  • 日本結核病学会

学会認定施設

  • 臨床研修研究会臨床研修指定病院
  • 日本内科学会認定医制度教育病院
  • 日本呼吸器学会認定施設
  • 日本呼吸器内視鏡学会認定施設
  • アレルギー学会認定施設

医師募集と見学のご案内

当科では共に働く仲間を随時募集しています。後期研修医、後期研修終了後の方で呼吸器内科に少しでも興味のある方、当科の見学・実習を希望される方は、下記までお気軽にお問い合わせください。出身大学や年次は問いません。
当科は自由な雰囲気の中、患者さん中心の医療を心掛けながら学会発表、論文発表、臨床研究等アカデミックな活動も積極的に行っております。患者さんが多いにも関わらず全国的に呼吸器内科に携わる医師はまだまだ少ない状況です。是非私たちとともに働いてみませんか。呼吸器内科を目指す先生方からのご連絡お待ちしています。

お問い合わせ先
神鋼記念病院 管理部人事室
TEL:078-261-6711(病院代表)

診療実績

呼吸器内科の診療実績については、下記のPDFファイルをご覧ください。

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