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外来診療について

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鼻疾患

「鼻がつまる」「鼻みずがでる」「においがわからない」「目や鼻の周りが痛い」「咳がつづく」など鼻に関わる症状をおうかがいし、 必要な検査を実施します。病状の評価を正確に行い、治療方針をご提案いたします。アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎(ちくのう)、 嗅覚障害など、鼻と副鼻腔に関連した炎症疾患と良性腫瘍を診察します。
当院では、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、睡眠時無呼吸症候群に対して手術治療を中心に積極的に治療をおこなっています。 鼻の手術は、全手術の8割以上を占め、県下トップクラスの手術数です。

耳疾患・難聴

「耳が聞こえない」「耳が痛い」「耳がつまった感じ」など耳に関わる症状をお伺いし、必要な検査を実施します。
病状の評価を正確に行い、治療方針をご提案いたします。
外耳炎、中耳炎、耳管狭窄症などの良性の耳疾患や突発性難聴や加齢性難聴などの難聴の診察を行います。

咽喉頭疾患

「のどがいがいがする」「のどがつまった感じがする」「声が嗄れる」などののどに関わる症状をお伺いし、 必要な検査を実施します。病状の評価を正確に行い、治療方針をご提案いたします。
慢性咽喉頭炎、喉頭癌、声帯ポリープ、声帯結節、声帯麻痺などを診察します。

頸部疾患 甲状腺・唾液腺(耳下腺・顎下腺)

「くびがはれて痛い」「くびにふくらみができた」などのくびに関わる症状をお伺いし、必要な検査を実施します。
病状の評価を正確に行い、治療方針をご提案いたします。
耳下腺、顎下腺などの唾液腺(唾液を産生、分泌)の腫瘍、炎症性病変、甲状腺(甲状腺ホルモンを産生)、 副甲状腺(血液中のカルシウムを調節するホルモンを産生)に発生する腫瘍、炎症性病変を診察します。
現在、頚部の手術は行っておりません。

いびき・睡眠時無呼吸症候群

鼻中隔弯曲症やアレルギー性鼻炎などで鼻づまりがおこったり、口蓋扁桃が大きい場合、 睡眠時に息の通り道が狭くなり、いびき・無呼吸を引き起こすことがあります。
当科では鼻中隔矯正術や口蓋扁桃の摘出術を行い、無呼吸の改善を図ります。
CPAPを用いた治療は、呼吸器内科で行います。

めまい

耳疾患、脳疾患、全身疾患などがめまいの原因になります。
メニエール病、良性発作性頭位めまい症などの三半規管や前庭に関係する神経耳科疾患を中心に診断と治療を行っています。

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺の症状は、顔の動きが悪くなることです。脳梗塞などが原因で起こる中枢性麻痺と、 それ以外の原因で起こる末梢性麻痺とに分けられます。
頭部CTまたはMRIにより中枢性の場合は、脳神経外科を受診してもらいます。 頭部に問題がなければ、末梢性と考えられ、当科での診察となります。
単純ヘルペスウイルスが原因と言われているベル麻痺と、帯状疱疹ウイルスが原因のハント症候群の場合が多いですが、 内耳炎などの疾患も考えられます。原因の精査のうえ治療を行います。 疾患に治療は異なりますが、ベル麻痺やハント症候群の場合は、ステロイドホルモンと抗ウイルス薬による治療を行います。

頭頸部癌

喉頭癌、上咽頭癌、中咽頭癌、下咽頭癌、鼻副鼻腔癌、甲状腺癌、唾液腺癌などについては、 神戸大学病院耳鼻咽喉科頭頚部外科などにご紹介いたします。

嚥下トレーニング外来

痰がのどによくたまる、声の感じが変わってきた、食事中や食後にむせるようになった、咳払いが増えた、 寝ている時に咳をするようになった、 飲みこむときにひっかかる感じがするなどの症状はありませんか?
嚥下トレーニング外来は、「ものを飲みこむ力」=嚥下機能を改善し、のどの症状の改善を図ります。

耳鼻咽喉科をのどの症状で受診する人の約30%は、嚥下機能が低下していると報告されています。 気がつかないうちに嚥下機能は衰えてしまい、のどの症状があらわれることはよくあるのです。 しかし、これまでは、軽度の嚥下障害の改善を目的としたトレーニング法はありませんでした。 そこで、担当医は、効果的に「飲みこみ力」を改善する方法である「嚥下トレーニング」を開発し、 このトレーニングを高齢者施設で指導しています。

この外来では、「嚥下トレーニング」を3か月行い、のどの症状の改善を図ります。 嚥下でもっとも大切なのは、喉頭をしっかりもち上げ、舌を柔軟に動かす能力です。「嚥下トレーニング」は、これらの能力を鍛えて、 嚥下機能を高めます。 嚥下トレーニング前後には、のどや体全体の所見をとり、症状のアンケートも行います。 それによって、改善効果を確認します。(トレーニングの効果などの成果は論文や学会発表などで発表いたします)

外来の進め方

【 最初の診察 】
1. 電子スコープでのどを観察します。目的は2つあります。
 ・一つは、腫瘍性病変などの疾患がのどにないかを確認するためです。
 ・もうひとつは、のどに唾液がたまっていないかどうかを確認するためです。
 ・飲みこみ力」が弱くなると、のどに唾液がたまるようになります。
2. 客観的なからだの機能を10項目チェックします。
3. 嚥下機能が低下した時にあらわれる10つの症状についてアンケートをとります。
4. 内視鏡でのどの確認をしながら、嚥下トレーニングの方法を説明します。
【 1ヶ月後 】
1. 嚥下トレーニングがきちんとできているかを確認します。
2. 嚥下トレーニングでの質問、疑問などについて答えます。
【 3ヶ月後 】
1. 電子スコープでのどを観察します。
2. 客観的なからだの機能がどのように改善したかをチェックします。
3. 症状の変化についてアンケートをとります。

その他

  • ・完全予約制(木曜日午前) 紹介状が必要です。
  • ・嚥下トレーニングのための専用テキストがございます
     (「健康長寿は「飲みこみ力」で決まる!」メイツ出版 1,380円+消費税)
  • ・この外来を受診するには十分なコミュニケーション能力が必要です。
     意思疎通が完全に可能な嚥下障害の人が対象です。 (認知症の既往がある人や入院中の人は対象外です。)

医師のみなさまへ

嚥下トレーニング外来は、従来の嚥下診療とは大きく異なる診療方法を採用しています。従来の嚥下診療では、誤嚥性肺炎や脳血管障害を罹患した症例、 日常生活に不自由するほどの症例を対象にすることが多いため、患者さんに嚥下のしくみを理解させることはできず、 飲みこめるものを食べてもらうというリハビリしかできませんでした。
嚥下トレーニング外来では、嚥下のしくみを患者さんが理解したうえで、嚥下機能の改善に必要なトレーニングを構築していきます。 具体的には、咽喉頭の動きを患者さん自らが内視鏡画面で確認し、喉頭挙上を行ってもらうなどの訓練を行っています。
従来の嚥下診療では、医師は検査のみを行い、その後のリハビリは言語聴覚士が行います。しかし、嚥下トレーニング外来では、 医師が内視鏡を使用して、患者さんに直接トレーニングを指導いたします。 このような診療を受けるには患者さんの理解力が必要であるため、のどを上げて止めるといった具体的な指示を理解できない症例は適応外になります。 ですから、認知機能に異常がある人や、肺炎などの疾患で全身状態が悪い人は、この外来を受診することはできません。 また、この外来の成果は、論文や学会発表などで報告いたしますので、患者さんにアンケートなどにご協力いただくこともあります。


適応について
従来の嚥下診療では、重症の嚥下障害を対象としています。しかし、嚥下トレーニング外来では、軽症の嚥下障害を中心に診療を行っています。 具体的には、嚥下内視鏡検査で嚥下機能が低下していると診断された症例(兵頭スコア1以上)を対象としています。 この外来を受診する人の多くはADL自立の軽症の患者さんです。しかし、重症の患者さんもコミュニケーションが十分に可能な場合は、受診が可能です。
診療について
①嚥下内視鏡検査で、嚥下機能を評価します。
②咽喉頭の動きを患者さん自らが内視鏡画面で確認することで、嚥下のしくみを患者さんが理解してもらいます。
③意識的に、嚥下や呼吸を行い、嚥下機能を改善させます。(喉頭挙上を10秒維持する、腹式呼吸、舌のトレーニングなど)
研究について
当院耳鼻咽喉科は、院内に研究機関として器官組織病態研究所 [ENT medical lab] を設立し、研究活動を行っております。 嚥下関連では、「嚥下障害の早期発見と予防」(兵庫県医師会医学研究助成金(2014年))、 「多職種連携による嚥下機能改善トレーニングの普及とその検証」(兵庫県医師会医学研究助成金(2015年))が研究テーマです。
注意点
医師一人で診療を行うため、マンパワーの関係で、木曜日の10時~11時30分、完全予約制で6人までしか診療できません。 また、当院では、耳鼻咽喉科専属の言語聴覚士は不在ですので、外来通院での嚥下リハビリは行っておりません。
外来の嚥下診療については、内視鏡検査のみしか行っておりませんので、ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。

入院加療を行う可能性がある疾患

当科では、病院でしか行えない検査や治療が必要な患者さまを中心に診療を行っています。
外来の混雑をできるだけ緩和するため、定期的な処置・処方をしていません。
これらをご希望のかたは、近医耳鼻咽喉科への紹介をいたします。

突発性難聴

突然聴力が低下する疾患です。ステロイドを1週間投与します。

  • 1. 高齢の方や高血圧・糖尿病の既往がある方は、血糖値のコントロールのため、入院していただく必要があります。
     入院期間は8日間です。
  • 2. ステロイド点滴は1週間行います。外来通院の方は土日曜も含め、投与時間を相談のうえ決定します。

顔面神経麻痺

ベル麻痺、ハント症候群などの顔面神経麻痺を扱っています。
ステロイドや抗ウイルス剤による治療を行ないます。
いつごろ治るか、または治るのは難しいかを判定するため、筋電図検査を行います。

  • 1. 高齢の患者さまや高血圧・糖尿病の既往がある患者さまは、血糖値のコントロールのため、入院していただく必要があります。
     入院期間は8日間です。
  • 2. ステロイド点滴は1週間行います。外来通院の方は土日曜も含め、投与時間を相談のうえ決定します。

めまい

良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭神経炎などのめまい疾患の診断と治療を行ないます。
帰宅不可能な場合、入院にてめまいの改善を図ります。

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