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主な放射線検査

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X線撮影

X線は電磁波の一種で、物体を透過する性質を持っており、X線撮影はこの透過性を利用し、人体内部を写し出す検査です。 X線はドイツのレントゲン博士によって初めて発見され、のちに彼はノーベル賞を受賞しています。これにちなみ、X線を『レントゲン線』、X線を使った写真を『レントゲン写真』と呼んだりします。

骨などX線が透過しにくい部位は写真上白く写り、肺など透過しやすい部位は黒く写ります。肺や骨の病気の診断には、いまでもX線撮影が重要な役割を果たしています。造影X線撮影は造影剤というX線が透過しにくい性質のある薬剤を使用してX線写真を撮る検査です。 これに対して通常行われている造影剤を使用しない撮影は単純X線撮影と呼ばれます。

胸部単純X線写真胸部単純X線写真

X線撮影装置

2011年4月に一般X線写真撮影用装置を増設しました
島津社製一般X線写真撮影用装置UD150L-40 を増設しました。一般X線写真の撮影でお待ちいただく時間を短縮できました。
 一般撮影装置には従来X線フィルムが使用されていましたが、デジタル化が進んでいます。当院では一般X線写真にフィルムに代わって富士フィルムメディカル社製Computed Radiography (CR)システムを使用しています。患者さんの体型の違いによる影響を最小限にし、フィルムと比べてさらに鮮明な画像が得られます。また、撮影および画像の確認にかかる時間も短縮されています。
2014年3月に一般X線写真撮影用CRシステムにFPDシステムを追加・変更しました
富士メディカル製CRシステム、一部を除き、富士メディカル社製CALNEOシリーズに変更しました。読み取り時間、カセッテの交換作業時間が大幅に短縮され、待ち時間の短縮に貢献しました。

一般撮影装置(CR装置)/一般撮影用X線装置

CT

CT(Computed Tomography:コンピュータ断層診断)は、X線を360度方向から照射して体の輪切り断面の画像を撮影する検査です。

 患者さんには検査寝台上で仰向けに寝ていただき、ドーナツ状の装置の穴の中で寝台を動かしながら撮影していきます。検査による痛みはありません。検査には5-10分程度の時間がかかります。検査目的によっては造影剤を血管(腕の静脈)に注射しながら検査を行います。

造影剤を使用する検査は造影CT、使用しない検査は単純CTと呼ばれています。当院では、造影剤の使用に際し事前に患者さんに問診や副作用などの説明を行い、患者さんから同意をいただいた上で検査を行っています。また腎機能のチェックを行い、安全に検査が行えることを確認しています。検査後は普段通りの生活ができます。注射された造影剤は尿として排泄されます。

肺CT/腹部CT肺CT/腹部CT

CT装置

2016年5月にCT装置1台を更新しました
2台あった4列マルチスライスCTの1台を2013年5月に東芝社製320列マルチスライスCT装置Aquilion ONE Vision editionに、残りの1台を2016年5月に東芝社製80列マルチスライスCT装置Aquilion PRIMEに更新しました。旧装置と比べて解像度の高い画像を高速に撮影可能です。撮影時の息止め時間が短縮され、放射線被ばくも低減化されており患者さんへの負担は大幅に軽減しています。画像の高分解能化により3次元の視点で詳細に観察できるようになり、診断精度のさらなる向上が得られています。また、心臓や脳の血流の評価など最新の診断技術も実施可能となりました。

CT装置

MRI

MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断)は磁気の力を利用して人体の断面の画像を撮影できる検査です。X線写真やCTと違いX線を使わないので、放射線被ばくがありません。

さまざまな種類の画像を、縦・横・斜めなど任意の方向の断面で撮影できるのが特徴で、体内の様子が詳しくわかります。患者さんには検査寝台上に仰向けになっていただき、円筒形の装置の中にはいって撮影が行われます。撮影中にはうるさい大きな音がします。検査による痛みはありません。撮影には20-30分程度の時間がかかりますので、検査中は動かないようにしていただく必要があります。

この検査は強い磁石の中で行います。そのため心臓のペースメーカーや金属製の人工弁など体内に金属が入っている患者さんでは検査ができないことがあります。当院では、検査前に問診を行い、体内の金属について確認をさせていただいております。なお、アクセサリーなど身につけている金属類は検査時に外していただきます。

 検査目的によっては造影剤を血管(腕の静脈)に注射して検査を行います。造影剤を使用して行う検査は造影MRI、使用しない検査は単純MRIと呼ばれています。当院では、造影剤の使用に際し事前に患者さんに問診や副作用などの説明を行い、患者さんから同意をいただいた上で検査を行っています。また腎機能のチェックを行い、安全に検査が行えることを確認しています。検査後は普段通りの生活ができます。注射された造影剤は尿として排泄されます。

脳MRI/腹部MRI脳MRI/腹部MRI

MRI装置

2010年4月にMRI装置1台を更新しました
旧MRI装置をフィリップス社製1.5T MRI装置Achieva 1.5T A-seriesに更新しました。高画質な画像を撮影可能となり、高速化されて検査時間も短縮されています。
また2006年に導入したフィリップス社製MRI装置もアップグレードし、同等の機能を有するようになりました。2台あるMRI装置のどちらで撮っても同じ検査が可能です。

MRI装置

核医学検査 RI

核医学検査はごく微量の放射性物質(ラジオアイソトープ radioisotope:RI)を含む薬剤を用いて病気を診断する検査です。RI検査やアイソトープ検査とも呼ばれています。 検査では微量の放射性薬剤を血管(腕の静脈)に注射します。薬剤は体内で特定の臓器(骨や脳、腫瘍など)に集まり、そこから放射線を発します。核医学検査では、この微弱な放射線を体外から検出し、その分布を画像にします。

X線撮影やCTなどは主に病気による形態の異常をとらえるのに対して、核医学検査は病気による機能の異常をとらえることができます。CTやMRIなど他の検査では検出できない、わずかな異常を見つけることも可能です。

注射された薬剤が病気の部位に集まるのに時間のかかる検査もあり、注射後すぐに撮影できず撮影開始までお待ちいただく場合があります。また、体内から放出される微弱な放射線をとらえるため、撮影には5-30分程度の時間がかかりますので撮影中は寝台上で動かないようにしていただく必要があります。検査目的によっては時間を置いて何回かに分けて撮影する場合もあります。

検査による痛みはありません。核医学検査で受ける放射線被ばくは0.2~8ミリシーベルト程度で、CTよりも少なく胃の造影X線検査(バリウムを飲んで行う検査)と同程度です他の放射線検査と同様、安全に受けていただける検査です。

CTやMRIで使われる造影剤と異なり、核医学検査で使われる薬剤では副作用はほとんどありません。検査後も普段通りの生活ができます。注射された薬剤は尿や便として排泄されます。

骨シンチグラフィー/脳血流シンチグラフィー骨シンチグラフィー/脳血流シンチグラフィー

RI装置

東芝社製のRI装置(Symbia E・GMS-7700B)を使用しています。短い検査時間で、高解像度の画像が撮影できます。精度の高い心臓や脳の血流の解析も行っています。

RI装置

血管造影・IVR

血管造影検査(Angiography)とは、血管内に挿入された細い管(カテーテル)から造影剤を注入して血管の写真を撮る検査です。
太腿の付け根や腕からカテーテルを血管内に挿入します。次にX線でカテーテルの位置を確認しながら、先端を目的の血管まで進めていきます。カテーテルを通じて目的の血管内へ造影剤を注入しながらX線撮影を行います。

 このカテーテル先端から局所的に抗癌剤などの薬剤や腫瘍への血流を低下させるための塞栓物質を注入することで癌の治療を行うことができます。また、先端に風船のついたバルーンカテーテルと呼ばれるカテーテルによって狭くなった血管を拡げたり、細いカテーテル内から押し出すと自己拡張して血管内腔を広げながら固定されるステントなどの治療法も行われます。
このような画像の誘導下にカテーテルを用いて診断や治療を行う医療を総称してインターベンショナル・ラジオロジー(Interventional radiology)といいます。適当な日本語訳がないため、英語がそのまま用いられており、日本では"IVR"と略称されています。"血管内手術"や"カテーテル治療"などと呼ばれることもあります。

当院では脳外科が脳梗塞に対する血栓溶解療法、動脈瘤に対するコイル塞栓術、頚動脈狭窄に対するバルーン拡張術、ステント留置術などの治療を行っています。  
循環器科では冠動脈狭窄に対するバルーン拡張術、ステント留置術などの治療を行っています。また下肢動脈の狭窄の診断やバルーン拡張術、ステント留置術などの治療も行っています。  
放射線診断科では、主に肝癌に対する肝動脈塞栓術、動注療法などの治療を行っています。

冠動脈造影/血管撮影装置冠動脈造影/血管撮影装置

血管撮影装置

2012年9月に血管撮影装置を更新しました
フィリップス社製のフラットパネルディテクタ(FPD)を搭載したバイプレーン血管撮影装置 (Allura Xper FD20/20)に更新しました。旧装置に比べ画質が格段に向上し、血管内治療により貢献できるようになりました。

血管撮影装置

骨密度測定

骨粗しょう症は骨の密度が減少するために骨の強度が低下し、骨折の危険性が高くなる病気です。
骨量密度を測定することで骨粗しょう症の診断や骨折の危険性の評価が可能となります。ガイドラインでは、X線を用いたDEXA (dual-energy X-ray absorptiometry)法によって腰椎または大腿骨の骨密度を計測することを推奨しています。

骨密度診断装置

2010年4月に骨密度測定装置を更新しました
GE社製PRODIGY-Advance C に更新しました。本装置はDEXA法によって骨の密度を計測します。検査寝台上で5分ほど仰向けに寝ていただいている間に腰椎と左右大腿骨の骨密度を測定できます。検査中とくに痛みなどはありません。

 

骨密度診断装置

マンモグラフィー

乳房のX線撮影はマンモグラフィーと呼ばれ、乳癌の診断に利用されています。放射線被ばくを減らし、乳癌をより鮮明に見ることができるようにするため、乳房を2枚の板ではさんで圧迫し薄く引き伸ばした状態で撮影します。
当院はマンモグラフィー検診精度管理中央委員会の施設認定を受けています。また、マンモグラフィー検診精度管理中央委員会の撮影認定を取得した技師が撮影し、読影医師として認定を受けた医師が読影を担当しています。

乳房撮影装置

2007年10月にマンモグラフィー装置を更新しました
東芝メディカル社製乳房撮影装置MUG-1000A (Peruru)を使用し、富士フィルムメディカル社製Computed Radiography (CR)システムを用いて撮影を行っています。

マンモグラフィー

ステレオガイド下乳房生検

マンモグラフィーで発見された石灰化のある病変の位置を多方向からX線写真を撮影してピンポイントで特定し、その位置から組織を採取して乳癌の診断を行います。
マンモグラフィーで発見される微細な石灰化のある病変が乳癌か良性病変かの鑑別は難しく、診断を確実なものとするためには、病変部から多くの組織を採取して検討する必要があります。この装置には病変部から診断に必要な組織を確実に採取可能な生検装置が組み込まれています。

ステレオガイド下乳房吸引生検装置

2012年8月に日立メディコ製Multi Care platinum・デヴィコア社製マンモトームを導入しました
ステレオガイド装置の検査寝台上に腹臥位(うつ伏せ)で寝ていただき、寝台の裏側で乳房内に針を刺入して病変部から組織を採取(生検)します。針を刺す様子が視界に入らないので、安心して検査を受けていただくことができます。
マンモトームは、強力な吸引をかけながら乳房から組織の採取を行う生検装置です。吸引をかけることで、通常の生検装置よりも病変部から組織を確実に得やすくなっています。傷跡は4~5㎜程度と小さく、縫合の必要もほとんどありません。

骨密度診断装置

PACS

画像システムはPACS(picture archiving and communication systemの略)とも呼ばれ、各種画像検査機器から単純X線写真やCT、MRIなどの画像のデータを取り込み、保存し、病院内ネットワークを通じて放射線科や臨床各科に画像データを配信するシステムを言います。院内では電子カルテシステムと連携し、画像診断情報を司る機能を担っています。
2014年11月に画像システムをSYNAPSE(富士フイルムメディカル社製)に更新しました。旧システムと比較して複数の画像検査の撮像位置や大きさを同期・一致させる機能が優れており、過去や他種の検査との対比が非常に容易になったことから、読影時間の短縮や診断精度の向上に役立っています。
従来病棟や外来で使用していた画像システムは読影室で使用していたものと比べて貧弱できわめて使いにくいものでしたが、今回読影室で使用しているものとほぼ同等の機能を有するものに更新しています。

PACS

3D画像サーバーシステム、ワークステーション

CTやMRIから得られた3D (3次元)の画像データを処理し、任意の断面を作成したり、臓器や病変を立体的に表示・計測したりすることが可能なシステムです。具体的には肝臓の大きさを計測して手術計画に役立てたり、血管の走行や径を調べIVRに応用したりしてします。

3D画像サーバーシステム、ワークステーション

2013年5月にCTの更新に併せて富士フィルムメディカル社製3D画像サーバー VincentとAmin社製 3D画像ワークステーション Ziostationを導入・更新しました  320列マルチスライスCT から得られる画像データから、これらの機器を用いて高解像度の3D画像を作成し、各診療科や地域の医療施設へ提供することで診療に役立てています。

 

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