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放射線治療科

放射線治療科の特徴

当院では、早期がんから局所進行がん、再発、転移まで様々な状態に応じて、手術、放射線治療、化学療法をうまく組み合わせて病気を治したり、症状を和らげてより良い生活を送っていただけるように、各診療科が連携をとりながら患者さんの治療にあたっています。その中で放射線治療は患者さんへの肉体的負担が少なく、しかも機能・形態の温存ができる優れた治療法です。
わたしたち放射線治療に携わるスタッフは、お互いのコミュニケーションを大切にして、常に安全な放射線治療を心がけています。
放射線と聞くとどんな治療をするのだろうと不安に思う方が多いと思いますが、現在ではいろいろな経験と治療機器の発達により、副作用が少なく高い治療効果が得られるようになっておりますので、安心して治療を受けていただきたいと思います。

当院の放射線治療 

①外部照射
リニアックと呼ばれる装置を用いて、高エネルギーの放射線(X線・電子線)を体外から照射する治療です。CT画像をもとに、3次元治療計画装置を用いて、病変の部位、大きさ、種類などによって最適な照射方法を決定しています。 当科で照射している約半分の患者さんは乳癌の患者様です。 看護師2名が、皮膚反応をはじめとする照射にともなう有害事象に、きめこまかに対応し、精神的なサポートも行っています。高精度な治療が必要な患者様には多施設への紹介をしています。

②全身照射(Total body irradiation)
当院には血液疾患移植センターがあり、移植医療に力をいれています。当科では造血幹細胞移植(ミニ移植)の前処置として全身照射を行っています。

③放射線医薬品による治療
骨転移による疼痛の緩和に対し、放射線医薬品を用いた治療を2種類行っています。どちらも静脈注射することにより、骨転移の部分に長くとどまり、その放射線によって痛みがやわらぐと考えられています。

  • メタストロン注(ストロンチウム-89)
  • メタストロン注(一般名:塩化ストロンチウム(89Sr))は、β線を放出する放射線医薬品で、がんの種類にかかわらず使用することができます。

  • ゾーフィゴ(塩化ラジウム-223)
  • ゾーフィゴ (一般名:塩化ラジウム-223)は、アルファ線を放出する放射性医薬品で、去勢抵抗性前立腺癌に対し用いることができます。骨髄抑制が少なく、全生存期間を有意に延長することが確認されています。

診療方針

放射線治療を受けられる患者さんは、病気の種類や進行度、年齢、合併症、病気に対する考え方など様々です。 画像検査、血液検査などをもとに、各科の主治医と連携して患者さんの状態に応じた治療方法を考えていきます。
治癒を目的とするのか、症状をやわらげるのか、どのような副作用があるか、放射線治療以外の治療法はあるのかなど、患者さんとご家族が納得されるまで説明させていただいて、安心して放射線治療を受けていただけるよう心がけています。
また照射期間中は、毎日顔を合わせることで信頼関係も生まれますので、少しでも不安が軽くなるようにスタッフ全体で患者さんを支えていきたいと思っています。

放射線治療について

放射線治療の進め方

まずは診察のあと、具体的な治療方法を決めます。
具体的な放射線治療の進め方については、リンク先よりご確認ください。



副作用について

現在では放射線治療は進歩していますので、一昔前のような強い副作用が生じることは少なくなりました。
放射線治療にともなう身体の反応には

  • 照射開始から数ヶ月までに生じる早期反応
  • 治療が終わってから数ヶ月~数年して生じる晩期反応
  • があります。

1. 早期反応
照射が終了すれば必ず改善することをよく理解していただいて、できるだけ治療を休まないようにしていただきます。早期反応には全身反応と、照射している部分に生じる局所反応があります。
全身反応
  • 放射線宿酔:
    治療当日から数日のうちに、気分がわるくなったり食欲が低下したりしんどくなったりと、二日酔いに似た症状がでることがありますが一過性のものです。
  • 骨髄抑制:
    白血球や血小板が減る場合があります。
    特に化学療法といっしょに放射線治療をする場合に問題となります。
局所反応
照射している部位に生じる反応です。
たとえば、照射している部分の皮膚や粘膜に炎症が生じたり、頭部に照射する場合は髪の毛が抜けたりします。
2.晩期反応
すべての人に発症するわけではありませんが、いったん発症すると治りにくいという特徴があります。

放射線治療による具体的な体の変化については以下のPDFデータをご確認ください。



放射線治療の安全性

安全に放射線治療を進めるための具体的な方法についてご説明します。
リンク先より詳細をご確認ください。



治療機器・装備

放射線治療に用いる専用機器をご紹介します。
最新機器をとりそろえ、患者さまの治療にあたっています。

放射線治療 Q&A

「髪の毛はぬけませんか?」「治療中の様子を教えて」など
放射線治療に関してよくお寄せいただく質問内容とその回答をまとめています。

日本放射線腫瘍学会 動画特設ページでは、患者さんの実体験も交えながら、放射線治療の治療法や特長をわかりやすくお伝えする動画 『見て聴いて知る!がんの放射線治療』 を配信していますのでご参照ください。

所属医師のご紹介

藤代 早月 医長
大阪医科大学 平成2年卒業
取得資格(専門医・認定医等)
  • 日本医学放射線学会専門医
  • 日本放射線腫瘍学会認定医
  • マンモグラフィー読影認定医
所属学会
  • 日本放射線腫瘍学会
  • 日本医学放射線学会
  • 日本癌治療学会

スタッフ

放射線治療医 1名
個々の患者さまに最適な治療方法を決定し、治療中の副作用などに対処していきます。
放射線技師 4名
正確で安全な照射ができる様に心掛けています。 リニアック装置や照射方法について、疑問、質問があればお気軽にお尋ねください。
看護師 1名
治療室には常時2名の看護師がおり、患者様の治療開始から治療終了までを不安なく安心して治療に望めるように支援させていただいています。
治療開始までに十分な時間をとり、治療の流れや注意事項をパンフレットを用いて説明を行っています。また治療期間中も定期的に患者様と個別に話せる時間をもうけ、治療以外の問題や悩みなどに関してもお聞きし、治療が最後まで完遂できるようサポートさせていただいています。入院中の患者様に対しては病棟看護師と電子カルテを用いて情報共有できるように努めています。
クラーク 1名
毎日の治療、診察の予約や変更、また病院内・外からの電話対応を行っています。
治療費でお聞きになりたいことがありましたら、お気軽にお尋ねください。

以上の7名がチームを組んで毎日あなたの治療をサポートしていきます。

放射線治療室 スタッフ

放射線治療室に関わるスタッフです

診療実績

放射線治療科の検査実績については、下記のPDFファイルをご覧ください。

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